栽培年数6年目の高麗人参

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高麗人参の歴史は、その他薬草と比べても群を抜いて古いことは皆さんがご存知でしょう。
中国4000年の歴史と表現されますが、実際に4000年前から、その効果・効能に気付いた先人たちによって利用されてきた歴史があります。
現代医学のような薬の無い時代にあって、高麗人参はまるで「魔法の薬」だったに違いありません。
その魔法の薬、高麗人参の栽培が非常に難しいことをご存知でしょうか?
高麗人参は、最低4年、最高で6年間の間、育て続けなければなりません。
販売されている高麗人参は、大きく「4年物」と「6年物」に区別され、6年物は高級品として扱われています。
今回は最高級品と呼ばれる6年物の高麗人参について、皆さんにご紹介させていただきます。

とにかく時間がかかる高麗人参栽培

4年、6年とは、あくまでも土の中で育てる期間であり、植え込む前の土作りから、収穫した後の畑の整備を含めると、実に20年近い年月を必要とするのです。
4年、又は6年の間、畑の中で育てる高麗人参ですが、なぜ6年間なのでしょうか?
7年、8年、10年と育てたら、もっと良い高麗人参になるのではないかと考えますよね。
実は、高麗人参に含まれる有効成分の含有量を栽培年数毎に計測したところ、栽培6年目の高麗人参に最も多くの有効成分が含まれている事がわかったのです。

最も多くの有効成分とは?

高麗人参には、サポニン群と呼ばれる栄養素が含まれています。
そのサポニン群は、およそ40種類のジンセノサイドと呼ばれる成分によって構成されています。
ジンセノサイドとは、ginseng(高麗人参)とglycoside(配糖体)の合成語です。
高麗人参の多くの効果・効能は、この「ジンセノサイド」の相乗効果によって生み出されるのです。
先人たちは、高麗人参が一番効果的な収穫期間を調査し、6年の歳月をかけて収穫した物が一番効果的であることを突き止めていました。
6年目の成分含有量が一番多いという結論は、現代の科学でそれを立証したにすぎません。
ジンセノサイドは、栽培6年目でピークを迎え、それ以降は含有量が下降していきます。

一番良い高麗人参の加工方法

6年目の高麗人参が一番効果的であることをご紹介させて頂きましたが、加工方法によってその成分が大きく左右されます。
いくつか加工方法があるのですが、一番効果的な加工方法として有名なのが、「紅参(ベニサン)」と呼ばれる加工方法です。
「紅参」は、6年物の高麗人参を皮付きのまま蒸し、その後、天日干しでゆっくりと乾燥させます。
ゆっくりじっくりと乾燥された紅参は、水分量が10%以下になるまで干し続けられます。
最終的には非常に固くなり、根の色が赤褐色になります。
その赤褐色が「紅参」と呼ばれる所以です。
可能な限り水分量を減らした紅参は、平均で10年間の長期保存に耐えられます。

畑の準備に3年、栽培に6年、収穫後の畑の再整備に10年と、合計で約20年の栽培期間を必要とする高麗人参。
そんな高麗人参が、栽培6年目にして、やっと一番輝けるタイミングになるのです。
収穫までの長い道のりを知ると、何故、高麗人参が昔から高級品であったか理解できるような気がします。

高麗人参は、多くの人、土地、時間をかけて栽培されている。
だからこそ、高い効果・効能を発揮してくれるのですね。